宇宙は真空です。空気がないのだから、匂いもないはず。
ところが船外活動から戻った宇宙飛行士たちは、口をそろえて「匂いがする」と言います。
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実は、宇宙服に匂いが染みついて戻ってくる
匂いを感じるのは、船外活動を終えてエアロック内に戻り、ヘルメットを外した瞬間だそうです。
宇宙服やヘルメット、手袋の表面に何かが付着していて、それが与圧された空気に触れたときに匂いを放つ。飛行士が嗅いでいるのは、宇宙そのものではなく「宇宙から持ち帰ったもの」というわけです。
「焦げた肉」「溶接の煙」
表現は人によって少しずつ違いますが、共通しているのは金属的で焦げた匂いだという点です。
- 焼けた金属
- 溶接作業のあとの煙
- 焦げたステーキ
いずれも快い香りではなさそうです。原因については、宇宙空間の高エネルギー環境で生じた物質が船外活動中に付着し、酸素に触れて反応するためと考えられていますが、はっきり特定されているわけではありません。
おまけ:宇宙の香水まで作られた
この匂いの再現に取り組んだ人たちがいて、宇宙の香りをうたった香水が実際に商品化されています。
宇宙飛行士の証言をもとに調香されたもので、訓練用に匂いを再現しようとした試みが出発点だったと言われます。
明日、こう話せる
宇宙の話題が出たら「宇宙って匂いがあるらしいよ」と切り出せます。
「焦げた肉とか溶接の煙みたいな匂いだって、飛行士がみんな言ってる」と続ければ、想像していた無臭のイメージが崩れて面白がられます。
参考
- 宇宙飛行士による船外活動後の証言をまとめた記事
- 宇宙機関による有人宇宙活動に関する解説
