記事一覧
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暮らしのなぜ
非常口の緑のマークは日本生まれ。世界標準になるまでの話
緑地に、白い人が走っている。あの非常口のマークです。 海外の空港でもホテルでも見かけます。あまりに当たり前に存在しているので、どこか外国の機関が決めたものだと思っていました。 違いました。日本で生まれたデザインです。 きっかけは、百貨店の火... -
宇宙と科学
「ガラスは液体だから流れる」は間違い。古い窓が厚い理由
ガラスは、実はゆっくり流れている液体だ。 聞いたことがあるはずです。私も長いこと信じていました。 証拠として持ち出されるのが、ヨーロッパの古い教会の窓ガラス。何百年もかけて少しずつ垂れ下がり、下のほうが厚くなっている、という話です。 理屈が... -
世界と文化
「OK」の語源は、新聞に載ったふざけたスペルミスだった
世界でいちばん通じる言葉は何か、という話になったとき。 たいてい候補に挙がるのが「OK」です。ほぼどこの国でも通じます。 では、何の略なのか。オール・コレクト(all correct)だと聞いたことがある人もいるはずです。ただ、それなら頭文字は「AC」に... -
生きもの
ハトが歩くたびに首を振るのは、景色を止めて見るため
ハトが歩くとき、首を前後に振ります。 歩調に合わせてリズムを取っているように見える、あの動きです。私はずっと、歩くのに必要なバランス調整か何かだと思っていました。 実際にやっていることは、まるで逆でした。 首を振っているのではなく、首を止め... -
生きもの
カタツムリの歯は1万本以上ある。舌の上に並ぶヤスリの正体
カタツムリに歯はあるか。 そう聞かれたら、たぶん「ない」と答えます。あの柔らかそうな口から、歯が生えている姿は想像しにくい。 ところが、あります。しかも 1万本以上 です。 舌全体が、ヤスリになっている カタツムリの口の中には、歯舌(しぜつ)と... -
食べもの
アイスクリームに賞味期限が書かれていないのはなぜか
冷凍庫の奥から、いつのものかわからないアイスが出てきました。 食べていいものかどうか、パッケージを確認します。製造者名は書いてある。原材料も書いてある。 ところが、賞味期限が見当たりません。ひっくり返しても、ふたの裏を見ても、どこにもない... -
食べもの
牡蠣の「生食用」と「加熱用」の違いは、鮮度ではない
スーパーの鮮魚コーナーに、牡蠣が2種類並んでいます。 「生食用」と「加熱用」。値段は生食用のほうが高い。 だから私は長いこと、生食用が新鮮で、加熱用は少し落ちるものだと思っていました。鍋に入れるときも、なんとなく生食用を選んでいたくらいです... -
体のふしぎ
鏡を見ても、自分の目が動く瞬間だけは絶対に見えない
鏡の前に立って、自分の左目を見てください。次に、右目。 もう一度、左目。そして右目。 ……見えましたか。自分の目が動いている、その瞬間。 たぶん、見えていないと思います。左目にいたはずの視線が、気づくと右目にいる。移動している最中だけが、きれ... -
ことばの由来
「貴様」も「お前」も、もとは相手を敬う言葉だった
「貴様、いいかげんにしろ」 時代劇でよく聞く台詞です。ところが漢字をよく見ると、「貴い様」。どう読んでもほめています。 なぜ悪口に使われているのか。調べてみたら、この言葉は敬語から転がり落ちてきたものでした。 敬語は、使われるほどすり減る ... -
ことばの由来
「未亡人」の本当の意味は「まだ死んでいない人」だった
夫を亡くした女性のことを、「未亡人」と呼びます。 ニュースでも小説でも見かける、ごく普通の言葉です。私も何の疑問もなく使っていました。 ある日、ふと字面が気になって辞書を引きました。そこで少し固まりました。 「未だ亡くならない人」。つまり、...